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美味しいサンドイッチの作り方
第16章 街中華 来来飯店の島田ツインズ
『はいよ、~いらっしゃい。
まぁ、誰かと思えば…光くんに
翔くんじゃないかい。やだねぇ、
若い子は…すぐに成長するから
どこの俳優さんがが来たのかって
思っておばちゃん驚いちゃったよ』
『相変わらずだなぁ、おばちゃん。
俺…この1週間前に部活帰りに
ラーメン食いにきたばっかじゃん』
光はここに部活の帰りとかに
良く食べに来てるみたいで。
このおばさんのお子さんとは
保育園からとか幼稚園とかからの
付き合いだから小さい頃から
知ってる間柄みたいで。
『なぁ、おばちゃん。奥の
座敷使わせてよ。アレンは?』
『ああ、いいよ、奥使いな。
アレンは今…ちょっと
出かけてるんだよ…まぁ
その内帰って来るから…
奥でゆっくりして待っててやってよ』
『すいません。奥使わせて貰います』
島田の奥さんにそう言うと
こっちって光と翔がお店の中を
案内してくれて…お店のあちこちに
翡翠でできた豚の置物とか
同じように翡翠でできた
竜の置物とか…中国って感じの
絵柄の入ったツボとか無造作に
置いてある感じで。
テーブルは…入り口を
ロールカーテンで仕切れる
半個室みたいになって居るみたいで。
外の外観の印象に比べると
意外と…テーブルの数は
多いんだなって驚いた。
廊下を歩いて奥に進むと…
一見してこの先は従業員しか
入れないんじゃないって言う
行っちゃダメな雰囲気のある…、
と言うか…一旦土間みたいな
倉庫みたいな…物置?みたいな
所を通り過ぎた奥に…。
別棟みたいになってる
建物に繋がっていて。
『こっち…、こっち。
一部の常連しか知らない。
来来飯店のVIP個室』
明らかに後から増築した
建物って感じがするけど…。
と思いながら光の後をついて行くと。
あっちと同じ様にロールカーテンで
区切ることが出来る半個室が
左右の2つずつあって。
突き当りの部分にドアがあって
普通の半個室2つ分の広さの
VIPルームになっているみたいだ。
お部屋の中は…掘りごたつ席に
なっていて、座布団を敷いて
フローリングの上に座る感じ。
6人掛けのテーブルが2つ
間が通路になっていて配置されてる。

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