この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
美味しいサンドイッチの作り方
第12章 きらめき臨海HANABIナイト

『OK、じゃ後で終わったら
樹さんの所行くわ』

その樹さんって人は
誰なんだろうって思いながら。

光に腕を掴んで観覧車の方に
引っ張られて行って、連行されて行く。

『毎年、花火大会のある日だけ、
いつもより観覧車…1時間
長く…営業してんだよ』

「ひ、光は…花火大会の日に
誰かと…一緒に乗ったりしたの?」

『え?そんなの乗らねぇよ…
花火観て…ドットA行くぐらい?』

そのドットAって何だろうって
思ってたんだけど…。

「ドットAって?」

『え、ああ~、ラブホだよラブホ。
まりんと付き合ってた頃は
まりんのあのボロの家でしたりしたっけか』

まりんと…2人で…花火…観に来てたんだな…。

『あんさぁ…なゆ…もし…の話…』

花火が終わった直後は潮風に乗って
火薬のに匂いがしていた風も
今はすっかり…潮の香りになっていて。

こっち側の商業施設の方側は
出店とか出てないエリアだから。
花火の時間はそれなりに
空いてる方で花火を見たい人は
こっち側で観るみたいだけど。
花火が終わってしまえば
出店も何にもないから
人はほとんど残ってなくて。

海沿いの階段状になっているエリアは
カップルが…等間隔に間を空けて
座ってイチャイチャしてる。

観覧車の入り口の横に
チケット売り場があるから、
観覧車のチケットを
光が自分の分と私の分を買ってくれて。

罰ゲームだから私が
お金を払うんじゃないのかな?て
そんな風に思ったんだけど。

『なゆ、ほら、来いよ』

チケットの券売機の横に
乗り場に続く白い鉄板で
出来た階段が伸びていて。

その階段を数段上って、
こっちに上がって来いと促して来る。

乗り場の前に居る人に
チケットを渡して。

『兄ちゃん達、恋人同士?
サービスでもう1周して来ていいよ』

と…もう1周……サービスを
してくれる…みたいで…。

いいの?って思いながら
ドアを開けて貰ったゴンドラに
光に手を貸して貰って乗り込んだ。

『あいよ、お二人さん
空の旅、行ってらっしゃーい』

/327ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ