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美味しいサンドイッチの作り方
第12章 きらめき臨海HANABIナイト
ド迫力の連続花火で
打ち上げ花火はフィナーレになって。
花火が終わるとぞろぞろと
周囲に沢山居た人達が
駅に向かって歩いて行って。
花火が始まる前まで
賑わっていた会場の人が
半分ぐらいになった感じがする。
『よっしゃ、花火が済んだら
帰るやつらもいるし、俺達は
出店回って遊ぼうぜ』
スマートボールとか、
輪投げとか金魚すくいとか
ヨーヨー釣りをしたりして。
私は上手く釣れなくて
釣ろうとして切れちゃったんだけど。
1つは好きなの釣れなくても
貰えるみたいで。
ピンクのも水色のも黒いのも
透明で色水が入ってる
ヨーヨーもかわいいから
何にするか悩んでたんだけど。
ピンクの色水が入った
透明のヨーヨーにした。
光はオレンジの…翔は
ヨーヨー沢山釣ったから、
2つヨーヨーを貰っていて
黒いヨーヨーと…ピンクの
ヨーヨーを貰っていて。
『はい、なゆた…。こっちの
ピンクのヨーヨーなゆたにあげる』
私がさっき貰うヨーヨーを
選んでいた時に、ピンクと
透明のヨーヨーで悩んでたのを
翔が見ていたみたいで。
どうぞと翔が差し出してくれた
ヨーヨーを受け取った。
『射的しようぜ、射的』
射的のお店を探して、
3人で射的競争をしたんだけど、
やっぱり光が一人勝ちしていて。
ココアシガレットゲットしてたんだけど。
『なぁ…なゆ』
「うん?…何?光」
『なゆ、お前…昼ん時の…
ゴーカートの…罰ゲーム…の話
あれ…今、お前に言っていいか?』
「ああ、あの…ゴーカートで
レースした時の…?うん、いいよ」
きらめき山牧場の
ゴーカートで3人でレースを
した時に。一番勝った人が
一番最後の人に命令できる
権利…を掛けて勝負したんだけど。
その…罰ゲームはあの時は
また何するか思いついたら言うって
そのままこっちもすっかり
その罰ゲームの事を忘れていて。
『あれ、…今から…乗るぞ』
と言って光が指をさした先には
ライトアップされた臨海地区の
シンボルの観覧車があって。
『じゃあ、僕は二人が
観覧車乗ってる間。
樹さんの所で待たせて貰ってるよ』

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