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美味しいサンドイッチの作り方
第12章 きらめき臨海HANABIナイト
ママは今日美ら海水族館に
行ったことを話をしてくれて。
明日は…色々噂のジャングリアに
行くって話していた。
ママとの通話を終わると
花火が始まるまで10分も無くて。
光が…私の肩を抱いて来て、
反対側から翔が…私の腰を抱いて来て。
光と翔の間にぎゅっとされながら
海の方に花火が上がるのを待つ。
ドキドキしてるのは…、
花火が楽しみってだけじゃなくて
両サイドから伝わって来る
2人の体温が…熱いぐらいで…。
その熱に私まで…当てられちゃいそう。
会場に打ち上げ花火が始まると
アナウンスが流れて。
会場のスピーカーから
今まで流れていたBGMとは違う
音楽が流れ始めて。
打ち上げ花火が始まった。
音楽に合わせて…花火が
打ち上げられて夜空を彩っていく。
ヒュー―――――― ド―――ン!!
ヒュ―――― ド――ン!!
赤や青の…大輪の花が…
咲いては…消えて行く…。
「凄い……花火…、綺麗…」
『市内で花火大会いくつかあるけど、
ここの花火大会が一番規模がデカいし、
デカい分、人も多いけど。その分
上がる花火も多いし見ごたえあるよな』
『夜空の星を見上げるのもいいけど、
こうして…人が作った芸術を
見るのもいいよね』
隣に座っている…光の横顔は
花火の色の光で照らされて、
反対側に座っている翔の方を
見ると翔の横顔も…
花火の色の光で照らされていて。
花火の打ち上げがフィナーレに
近づいて来ると…ドンドンドンと
次々に連続花火が打ちあがって行って。
ドォー――――ン!!と
大玉の花火が打ちあがると…
一瞬夜なのに空が昼間みたいに
明るくなってまた…暗くなる。
『おお、ヤッバ…今の見たかよ?
マジで…花火すげぇ』
『凄かったね…今の大玉の花火…』
ドドドドドドッ
と…次々に花火が打ちあがって。
その迫力に圧倒されてしまって
口をあんぐりと開けたまま
空に上がる花火を見上げていた。

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