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第10章 きらめき山牧場

細い溝に…埋め込まれている
コンクリートのコの字型の
ブロックが並べられて
溝の部分に炭が置かれいて。

『ここで３匹並べて焼こうぜ』

他の家族連れの人達も
つかみ取りした鮎とか
自分達で釣った
ニジマスを焼いていたから。

空いているスペースに
塩を振ったニジマスを並べて
焼き色がついて…香ばしい
いい香りがするまで焼いて。

釣りたて、焼きたての
ニジマスを３人で
ベンチに並んで座って食べた。

時間はお昼時になっていて、
ニジマスだけでは当然
お腹はいっぱいにはならないので。

牧場カフェでは軽食を、
牧場レストランでは
チーズフォンデュとか
ステーキとかハンバーグとか…
がっつりと食べられる感じで。

カフェでは自家製パンとか
ピザ窯で焼きあげた
自家製チーズを使ったピザとか
食べられるみたいだったから。

牧場カフェでお昼を食べる事にして、
ピザとか唐揚げとかたこ焼きとか
かき氷とか自家製パンとか
色々みんなでシェアして
食べられそうな物を購入して。
お昼ご飯を食べて…お腹も
満たされた後は…まだ回ってなかった
牧場の中を見て回って。

子牛にミルクを飲ませる体験とか
乳しぼり体験とかをして。

にゃんにゃんハウスと
わんわんハウスが隣り合わせに
なって建っていて。猫や犬との
ふれあいも楽しめる様になっている。

「猫、猫がいるって猫のお家入りたい」

『だってさ、なゆた
僕が一緒に入るよ。…光は
昔猫に顔を引っかかれて
猫が小さい頃から苦手なんだよ』

猫にトラウマのある光は
にゃんにゃんハウスには
入りたくないとパスしたので、
翔が一緒に中に入ってくれて。

「わぁ～、凄いね。
カワイイ子が沢山いるね」

にゃんにゃんハウスの中には
猫用のベッドとか
キャットハウスが設置してあって。

入り口の所で手を消毒して、
壁に書かれている
注意書きを読んで
猫ちゃんと触れ合ってくださいと
入り口に居るスタッフの
お姉さんに言われて。

消毒液で手をしっかりと消毒して、
壁に貼ってある注意書きを読んで。

思い思いの場所で寛いでいる
猫ちゃんの写真を撮ったり、
猫ちゃんをなでなでしたりして。