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第4章 旦那君にナイショで変わってゆく他人の奥様の蛸壺

『電話来た時はやめてお願い』
『電話来た時興奮するんだよ男は』
『やだやめて欲しい』

ウブだった頃のもう遙か昔のＳ子が懐かしいです。私は他人の嫁を手に入れましたが、（旦那との）社員同士の私的揉め事や、職務怠慢等々でついに会社から捨てられました。でも旦那に浮気がバレても私は別れる気サラサラ無し。（差を付けられた悔しさｗ？）不倫やめません、やめられません、やめさせません。【私が執拗なので別れられない】から、【覚えた快楽を捨てられなくて別れられない】へ。私は面白くてしょうがない、他人の奥様がそんなんなっちゃって。手放しませんよそんなお宝。

嫁への旦那からの電話が多くなりました。確信持ってかけてくるんですよ、私が時間休取って会社を休んでるから。Ｓ子は某弁当屋のパートやってましたがキチンと仕事を終わらせてから私と一時間程のラブホ駐在と言うのがルーチンでした。旦那や子供から電話が来ると出たがりませんが、出させます。

『今？トイレ、イオ●のトイレ』が定番でした(笑) 多かったのはやっぱカーセですかね。これもイオ●、イオン●の駐車場。旦那が散髪してる間にやっちゃった事もあります。その頃からＳ子はピル常用で、旦那はコンちゃん被せでした。旦那とは殆どレスでしたけど。

旦那には絶対にしらを切り通すこと！

徹底です。バレてるけど絶対にゲロしない、ラブホ近辺で張ってる車に中指立てた事があります。旦那が興信所を使い出した時は察知しまして自粛期間を設けました。その頃旦那の人事異動(栄転)とかで彼が多忙を極めたのもあり、何よりも例の病気での身体的に障害を自覚していたんじゃないですかね、分かりませんけど、旦那から私への最終のチェックメイトはとうとうありませんでした。そのうち例のウィルスの大流行もありましたしね。

夫婦交尾の完全レス化が進んでいて、諦め？何をしても嫁は戻らないと悟ったんじゃないかな。誘っても嫁から頑なに敬遠されるんですから諦めるしかないでしょう。多分、多分ですが、離婚を考えていたはず。Ｓ子も実は考えてました。だけどそのうち癌が発症して、Ｓ子がいないと身の回りの世話をしてくれる人がいないでしょ。