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新人警察官の拘束体験研修
第6章 第4部 監禁拘束体験
***

里奈も美帆を連れて目的地に向かっていた。里奈は背もたれ付の椅子を見つけ、そこに美帆を座らせていた。さすがに里奈1人で大人の女性を運ぶのは難しく、スムーズに床を転がるキャスターの力を利用していた。

美帆はぐったりとし、背もたれに体を預け、薄っすらと目を開けていた。天井のライトが眩しいのか、時折視線を逸らしていた。

里奈と美帆の2人は、階段下にある鉄の扉前に到着していた。

美帆は研修プランを彩、香織、里奈たちと練っていたこともあり、拘束されてしまった今、自分も階段下の小部屋に監禁されてしまうことを理解していた。全身を包み込む衣装の中で、絶頂を迎えてしまった余熱と余韻に浸り、諦めの境地にも達していた。

美帆の瞼がゆっくりと開いていき、体を背もたれから起こそうとしていた。

扉の向こう側から、女性の「ンッ…」と高い声が聞こえていた。
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