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新人警察官の拘束体験研修
第6章 第4部 監禁拘束体験
彼女は縄で吊られ、体を少し回すと、その反動で逆方向に回り、肉体を香織の声がする方に、足音がする方に預けているようだった。

彼女の首筋には汗がキラキラと輝いていた。それは囚われの身を受け入れられない、苦難の結果のようであった。もがき苦しんだ長い間の労力と、自由になれない悔しさが、汗として肉体から滲(にじ)み出て、女としての艶を増しているようだった。

香織は手のひらで彼女の汗を拭うように伸ばし、彼女のてかりを際立たせていく。そのまま天井に伸びる両腕にも触れ、皮膚から溢れ出る雫を馴染ませるように触れていた。

香織は彼女の側面に回り、耳元で囁いていた。

「こんなに頑張ったんだもの…報われたいよね…?」

香織の手がお腹に添えられると、彼女の両脚が縮み、上体がねじれ、彼女は明らかに反応を示していた。

人の手の温もりを、自身の運動着が汗で滲み、素肌と触れ合う肌触りを感じ、彼女は「ふぅ…ふぅ…」と鼻から熱い息を吐き出していた。
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