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僕の母さん
第7章 母、真弓の憂鬱

夜の八時過ぎ…
ジムの裏口で待っていると、真壁が小走りでジムから出てきた。

「すいませ~ん!お待たせしましたぁ」

裏口で待っている真弓と佐智子を見つけると
彼は全速力で駆け寄ってくれた。

「待ってたわよ、さぁ行きましょうか」

歩き始める二人の女性に「ちょっと待ってください」と真壁は足止めさせた。
「どうしたの?」怪訝そうに訊ねる真弓に真壁は申し訳なさそうに「おい、早くしろよ」とジムの裏口に向かって声をかけた。

おずおずと挙動不審な態度で一人の若者が姿を現す。
「こいつ、大学生のバイトで俺の手伝いをしてくれているんです、割り勘でいいのでこいつも連れていっていいですか?」
ここまできて、それはダメよと拒むわけにもいかず
「そうね、食事は大勢で賑やかな方がいいわ」と真弓は同行を許してしまう。

「ちょ、ちょっと真弓ったら~」
真壁と親しくなれるチャンスなのに、訳のわからない男を連れていくなんてどういうつもりよと佐智子は困惑していた。

佐智子のためにも男は真壁一人にしたかったが、
彼の連れてきた大学生のバイトくんの雰囲気が息子の達郎に似ているので、真弓は断りきれなかった。
達郎が成長して大学生になったらこんな感じかしらと
真弓は真壁が連れてきた大学生のバイトくんに親しみを感じていた。

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