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僕の母さん
第11章 それぞれの姫始め

真っ白な太ももの隙間から、うす紅の下着が顔を出していた。
鍛えぬかれて筋肉質の佐智子の太ももと違って、柔軟性を大切にするヨガのインストラクターの真弓の太ももは、適度な肉付きがあってそそられる。

真壁は、そんな太ももにガブリと齧り付きたい衝動に駆られながら、目指すべきうす紅の股間に鼻を埋めてスースーと匂いを楽しむ。
いつもと違ういやらしい行為に真弓はテーブルクロスを捲って自分の股間を眺めた。

そこには、今にも舌を伸ばして股間を責めようとしている真壁の顔があった。
上目遣いで股間から真弓を見つめる真壁と目が合った。
真弓は、てっきり辰巳が悪戯をしているものだと思っていただけに、咄嗟に声が出なかった。
真壁は真弓から視線を外さずにニヤッと笑った。

そんな意味ありげな真壁の笑みに、真弓は『なんで?』と戸惑った。
酔いすぎてパートナーを間違えているのだろうと思った。
真壁は向かいの佐智子に聞こえない小さな声で「エッチなことをしようか?」と呟いた。

その言葉に、真弓はゾゾゾっとして全身の毛穴が一斉に開いたような気がした。
嫌な汗が背中にジワっと滲み、全身に脱力感を覚えた。

「エッチな事…しないで…」

真弓の声に、佐智子もハッとなる。
そう言えば真弓の婚約者である辰巳も真壁と同じようにテーブルに潜り込んでしまったわ『ハッ!まさか?』いえ、きっとそうだわ!真弓、あんたも辰巳くんに股間を弄られてるのね?
なんていやらしいんでしょ…でも、すごく興奮するわ!

佐智子は股間に挟み込んだ頭を真壁のモノだと信じて疑わず、
あろうことかパンティーを横にずらして股間をさらけ出し始めた。
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