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僕の母さん
第11章 それぞれの姫始め

「ほら、真壁さん達の方が積極的じゃないか」

我が意を得たりと、辰巳の手がブラウスのボタンを一つ外して、生じた隙間に彼は手を射し込んでゆく。

「あっ…!」

彼の指先はブラのカップを潜り込んで、その中の乳首をツンと弾いた。
テーブルの向かいに佐智子さんがいると言うのに、
この異常なシチュエーションに興奮してしまって、弾かれた乳首は瞬く間にピンっと勃起してしまう。

「おっ!辰巳くん、大胆だねえ」

辰巳の行為を目を白黒させて驚きながら凝視していた。

『あなたも…大胆に私を虐めて…』

佐智子もまた、向かいの席で繰り広げられる痴態に興奮してゆく。

佐智子は真壁の手をとって、自分の股間へと導く。
一瞬、たじろいだ彼の手は『いいんだね?』とスカートを捲りあげてゆく。
彼の手の侵入に合わせるかのように佐智子の股が開いてゆく。
早くおまんこを触りなさいよと催促しているかのようだった。

「おっと、いけね!」

そう言いながら真壁は、わざとスプーンをテーブルの下に落とした。

「もう!ドジなんだから」

ちゃんと拾ってよねと佐智子に言われて「はいはい」と真壁はテーブルの下に潜り込む。

「大丈夫ですか?」

辰巳がテーブルの下を覗き込むと、お前も来いよと真壁が手招きしていた。

「あっ!」

わざとらしく辰巳もスプーンを落とす。

「ホントに男の人ってドジだわ」

愛想をつかしたように言う真弓に「拾いますよ、ちゃんと拾えばいいんでしょ」と辰巳も真壁と同じようにテーブルの下に潜り込んだ。
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