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柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第11章 月下美人のデカダンス
葵の視線が、ほんの僅かに下へと逸れ、膨らんだ下腹部をかすめる。

すぐに目を戻し、裕樹と再び見つめ合う。

その一瞬の往復で、互いに息を呑み、言葉を探しきれず、「あ……」という空白だけが漂った。

お互いに視線を逸らさないまま、裕樹は引き寄せられるように葵へ歩み寄った。

言葉も理性も置き去りに、ただ距離を詰めていく。

肉棒は葵の下腹部に触れ、滲んだカウパーを先端から押し当てていた。

気付けば、葵を象徴するたわわな果実へと手が伸びていて、その瞬間、裕樹は「ごめん」と呟いた。

「…っ」

葵の唇から僅かに吐息が漏れて、眉が内側に寄って表情が歪む。

「…裕樹くんって本当に、……んっ…はぁ…」

呆れが混ざった吐息がこぼれるが、裕樹を突き放すことはなく、葵は切なそうな目で視線を逸らさない。

葵の身体の曲線を撫でるように触れながら、裕樹はゆっくりと床に腰を落とす。

「最後にもう一回…葵ちゃんと向かい合ってしたい。」

視線で誘うように足を伸ばすと、見下ろす葵は一度まばたきをして息を吐く。

「ほんと、欲張りだなぁ……」

呆れ声とは裏腹に、葵は目を逸らさない。

わずかに躊躇ったあと、正座を崩すように膝を折り、観念したように裕樹の上へ腰を下ろしていく。

その感触に気を乱されながらも、リュックからゴムを取り出し、慣れた仕草で装着を済ませた。

距離を合わせるように、裕樹の反り立つ愛欲に葵は体を近付けると、葵の手が肩に触れ、互いの体勢がぴたりと重なる。
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