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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第29章 真人お兄ちゃんの誕生日
 横断歩道で信号待ちをしていると、スマホにメールが入った。真人お兄ちゃんからのメールだ。


 今、玲奈の家に着いた。
 少し様子見てから帰る。
 

 無事に着いてよかったけど、玲奈さん、まだ具合悪いのかな?


 私は真人お兄ちゃんに道に迷ったことをメールしようと思ったけど、余計に心配かけてしまうからやめておいた。


 よし、なんとか自分の力でこの状況を乗り越えよう!


 そう心に決めた時、何か隣から視線を感じて振り向いたら、スーツ姿の男性と目が合った。


「え?」

「ああ、やっぱり君か」

「一ノ瀬さん……」


 嘘でしょ?
 なんでこんなところで会うの!?


「まさかこんなところで偶然会うなんてな」

「そ、そうですね……」

「どこか行くのか?」

「デパートに行こうと思って……」

「ん? こっちにデパートなんてないぞ」

「えっ!? あ、じゃあこっちかな?」

「そっちも違う」

「えっと……」

「デパートはあっちだ。この通りをまっすぐ行って、三個目の信号を右に曲がって、二個目の信号を左に行けばいい」

「あ……ありがとうございます!」


 よかった!
 一ノ瀬さんと会わなかったら、更に遠ざかっていた!



 
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