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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第28章 キャンプでセックス(3)
 どうしよう……!
 一ノ瀬さんは大翔お兄ちゃんの部長なのに、こんなことして、自分からバラしちゃうなんてっ……!


「陽菜」


 私は名前を呼ばれてビクッとした。


「あっ……」


 さっきまでキスして触れ合ってたのに、真実がわかったら怖くてたまらない。


「陽菜、すまなかった。オレも間違えられたとはいえ、君に触れてしまった」

「……っ……」

「今日ここであったことはお互いなしにしよう。君が言ったことも、オレは聞かなかったことにする」

「え……」


 私は一ノ瀬さんの顔を見上げた。一ノ瀬さんは私を軽蔑することもなく、優しい眼差しで見ていた。


「……いいんですか?」

「ああ、だから安心してくれ」

「……」


 一ノ瀬さんは静江さんみたいに脅す人じゃないんだ。ううん、そんな人じゃないってことはコインランドリーのときにわかってた。


「ありがとうございます……。それに、ごめんなさい……」

「なぜ謝るんだ」

「酔って間違ったとはいえ、キ……キスしちゃったから……」


 私が恥ずかしそうに言うと、一ノ瀬さんはクスッと笑った。




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