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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第25章 家族会議
 そして翌日の日曜日。大翔お兄ちゃんは少し緊張した面持ちで水嶋家にやってきた。玄関で紙袋に入ったお土産を渡してくれる。


「陽菜、これ。バームクーヘン好きだろ?」

「え、わざわざ買ってきてくれたの? 嬉しい」


 私が喜ぶと大翔お兄ちゃんは安心したのか、柔らかく微笑んだ。


「……」


 私はその笑顔を見て安心した。この前、話があって仕方なくラブホに行った時は、大翔お兄ちゃんに無理やりされて落ち込んだから……。


「陽菜……あの時の約束だけど、俺は結局親父を助けられなかった。だから、あの約束のことは忘れてくれ」

「……」

「なんだよ、約束って」


 真人お兄ちゃんが二階から降りてきた。


「いや、お前に言ったらややこしくなるから言わない」

「は? なんだよ、それ。気になるだろ」

「絶対言わない」

「はあ〜?」


 玄関で二人が言い争ってると、お父さんがリビングから出てきた。


「二人とも、陽菜が困ってるだろう? 兄弟喧嘩をするなら、外でしなさい。その間、陽菜の料理は全て私が頂くから」


 お父さんがそう言うと、二人は慌ててリビングに入って行った。




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