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第18章 大翔お兄ちゃんに無理やりされて

「お父さん……、まさか私を守るために子種のこと引き受けたの？」

「いいや、全ての責任を取るためだよ」

「……っ」


　私は自己嫌悪に陥った。私が大翔お兄ちゃんと安易にしたばかりに、みんなを傷つけてしまっている。全て悪いのは私なのに……。


　どうしよう……。
　どうしたら静江さんを説得できる？　ううん、まずは私がちゃんと静江さんに謝らなきゃ……！


　それで大翔お兄ちゃんにも事情を話して、子種のことも知ってもらわなきゃ……。


「お父さん……ごめんね」

「陽菜、お父さんは大丈夫だから、あまり自分を責めないように」

「うん……」


　まずは大翔お兄ちゃんに連絡取らなきゃ……。きっとお父さんに話したらまた迷惑かけちゃうから、私が自分でやらないと……。


　私は自分の部屋に戻ると、早速大翔お兄ちゃんにメールした。


　『大翔お兄ちゃんに大事な話があります。近いうちに会いたいです』


　そうメールしたら、すぐに返信がきた。


『いいよ、俺も陽菜に話があるから、明日11時に駅まで迎えに行くよ』