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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第17章 家族旅行(3)
 恐る恐る部屋の中に入ると、大翔お兄ちゃんも静江さんもすでに起きていて、服に着替えていた。


「陽菜ちゃん! どこ行ってたの? もう心配したんだからぁ〜」


 静江さんが私に近寄ってくる。フワッとお父さんと同じ匂いがして吐き気がした。


「陽菜……」


 大翔お兄ちゃんは私に話しかけようとしたけど、私はふいっと横を向いた。


 大翔お兄ちゃんは、お父さんと静江さんがセックスしたこと知らないの? 気づかなかったの? それに私と大翔お兄ちゃんの関係が静江さんにバレてることも知らないの? 子種のことも……。


 もう何も考えたくない。早く家に帰りたい。


 私は帰る支度をしてケータイを見ると、真人お兄ちゃんからの着信が朝六時から何度もあったことに気づいた。ずっとサイレントにしてたから気づかなかった。


「陽菜っ!」


 ホテルのチェックアウトをすると、ロビーに真人お兄ちゃんが待っているのが見えた。





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