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わたしの妄想日誌
第10章 乱倫
 週刊誌の見出しに『乱倫』という言葉を見ました。社会的立場のある方が職場の部下とラブホテルにたびたび出入りしていたとか。『事実は小説よりも奇なり』という諺を地で行くようなお話で、ただの『不倫』よりも強い言葉が使われるのも止むを得ないのでしょう。

 かく言う私も『同じ穴の狢』と言わなければいけません。相手の口の堅さに確信が持てさえすればそれでいいという訳にもいきません。連絡手段として使うスマホをうっかり見られたりしたら、すぐに露見してしまったことでしょう。あちこちに防犯カメラの設置されていたりもするようです。技術の進歩もよしあし…と思わずにはいられません。

 外で密会するときは、サングラスをかけたりマスクをしたりしたくなりますが、ラブホテル街でその出で立ちでは、やましいことをしようとしているのが一目瞭然です。目立たないようにするには普通でいるのがいちばん。たまたまこの辺で用事があって、止むを得ず歩いているだけですけど…みたいな風情で歩いているのが、誰の記憶にも残らずに済むような気がします。

 今日はお相手とデパートでお買い物に付き合ってもらいました。関係を持ってかれこれ3,4年になるでしょうか。喫茶店でお茶も飲みました。ラブホテル街が近づけば、さすがにお相手と連れ立って歩くわけにも行きませんから、つかず離れず…というか、視野からお相手の姿が消えない程度に距離を取って後ろをついていきます。お相手が、スッとラブホテルに入れば後に続いて目出度く合流します。

 『今日はここにしたのね』
 『前来たとき、結構よかったから』

 いつもはわたしの家で密会しているのですが、今日は休日。夫が在宅していますから外へ出てきました。そのためだけ…の空間での密会にはやはり気分が高まります。
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