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わたしの妄想日誌
第15章 里帰り
 姉がため息をつきました。

 「よりどりみどり、なんやろ?」
 「そんなことないわ。いっぱいいるって言ったって…。別に選んでもらえるわけでもないし…」
 「いまの人じゃあかんのか?」

 姉がわたしに向けた矛先を母が変えてくれました。

 「やめてや『いまの人』だなんて。なあ? なんか言ってよ」
 「なんか言えって言われてもねぇ…」

 姉に助け舟を求められましたが、姉の男づきあいは派手ではないとは言えません。姉もそのことは自覚しているのでしょう。

 「まあ、焦らんでもええわよ」

 母が言いました。

 「急がば回れ、ですか。はいはい、肝に銘じます。…わぁ、この子、昭和XX年生まれやって。若っかいなぁ」

 テレビに出てきたタレントを見て姉が声を上げます。

 「お母ちゃんも歳の割りには若いな。ええことしとるんやないの?」
 「ええことかぁ…。そうかもしれんね」

 いつもの母の返事でしたが、このときばかりは、父の行状にも母が寛容な理由が見えたような気がしました。姉もわかってはいるようです。

 「お父ちゃんより楽しまんといかんわね。ええ人なんやろ?」

 姉がいたずらっぽく笑っています。今度は母は返事をせず、微笑んだままただテレビを眺めています。

 (今も続いているのだろうか?)

 わたしが中学生の頃、何かの都合で早く学校から帰って来たときに、母が父ではない男の人と庭先の納屋に入っていくのを見たことを思い出していました。その男の人は”喜右衛門”という屋号の家の人で、わたしより一学年上の女の子の父親でした。
 
 「どこの誰かは知らんけど? 当ててみようか?」
 「いややわ、お姉ちゃんたら」

 わたしは妙に恥ずかしくなって姉を止めました。今年もわたしが家に帰って来たことを伝えながらわたしが買ってきた”△△△””を頬張っている母と”喜右衛門さん”を想像してしまったから…。向かい合って繋がり合って…。
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