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大きなクリの木の下で
第15章 結ばれる夜

「えっ?おい!肝心の僕を置き去りって、どういう事だよ!」
「待ってて!湯加減を見たらすぐに迎えにいくから!」
静香はシャワーヘッドを手に取ると
蛇口を捻って強めの水流で股間を洗い流した。
今、意中の彼氏から交際を告げられようとしているのに
実は昼間に違う男に抱かれていましたとバレるのは滑稽を通り越して彼にバカにしてるのか!と激怒されてしまう。
湯加減を見ると告げたばかりに
そんなに丁寧に洗うことも出来ないが、
それでもこれほどの水流を股間に流し込んだのだから痕跡は完璧に消せたはずだ。
「お~い、まだかよ?」
「ごめんなさい。お待たせしました。
ちょうど良い具合の湯加減よ」
ドアを開けて彼を招き入れようとしたら、
今度は逆に竹本が一歩も踏み出さずに静香のヌードに見とれていた。
「静香…とても綺麗だ…」
「あっ!やだ!私ったら…」
慌てていたので体にバスタオルを巻くことさえ忘れて
全裸を竹本にこれでもかと見せつけてしまっていた。
「ココを重点的に洗ってもらえるかな?」
そう言って竹本は自分の股間を指差した。
そこには上向きに急カーブを描いたペニスが隆々とそびえていた。
「バカ言ってんじゃないわよ
もちろんソコも洗ってあげるけど、まずは頭よ」
由里子の自宅にもあった介護用の入浴椅子に竹本を座らせると、
まるで親の仇のように激しい水流で頭からシャワーを浴びせた。

