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大きなクリの木の下で
第13章 刑事 真垣幸太郎

「これってさぁ、ドラッグストアでコンドームの陳列棚によく置いてあるよね?避妊具?」
静香は物珍しそうにオナホールを手にして上から見たり下から覗き込んだり興味津々だった。
「避妊具とはちょっと違うけど…
何にせよ、女性には意味のないものだよ」
これ以上詮索されて変態扱いされるのも困るので、真垣は静香の手からオナホールを奪い去った。
こっちにまだまだあるわよと
静香は使用済みのオナホールを手にした。
「開封してあるわ、何かしら、この穴…」
「あっ!ダメだったらあ!」
必死に奪い返そうとするものだから
静香は真垣に背を向けてオナホールを奪えないようにした。
「何かを突っ込む穴なのかしら?」
静香は、何がなんでもソレが何なのか当ててみたくて興味津々だった。
「この穴、何を入れるのかしら?」
面白がって、静香はオナホールに指を突っ込む。
その瞬間、静香はハッとなった。
指の感触が、オナニーしているときに女性自身に挿入する感触と瓜二つだったからだ。
『えっ?ウソ…これって…もしかして?』
指先にヌルリとした感触が気持ち悪くて指を抜いてみた。
抜いた指先にはドロリと白いモノが付着している。
その白い液体は男性経験のある女性なら誰しも知っている液体かも知れないと、汚れた指先をクンクンと匂ってみた。
『間違いないわ、この液体って…ザーメンだわ』
おまんこに似た内部構造、そしてその中にはザーメンがぶちまけられている。
その二つの事柄から一つの答えが導き出された。

