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大きなクリの木の下で
第10章 リハビリテーション

「はい。じゃあ次は腰回りをほぐしますね」

キスしたいという竹本の衝動をはぐらかすように
彼女の顔がスッと遠退いて行く。

「寝返りも自由にうてなかったからかなり凝り固まっていると思うので、最初はゆっくり押さえますね」

彼女は左右の腰骨のあたりに手を添えて
腕立て伏せをする要領で竹本に体重を預けてくる。
下腹部に目をやると彼女の体が上下に揺れて、まるで疑似フェラチオのようだ。

おまけにインナーシャツはブラのカップインソールらしいのだが、巨乳に負けてタプタプと揺れていた。

「じゃあ、次は股関節です」

太ももの裏側に手を差し込まれてグイッと持ち上げられる。
そう、男が女に対して挿入しやすい格好の例のM字開脚を施された。

きっと全裸ならアナルまで彼女に丸見えにしているだろう。

そんなことを妄想すると興奮してきて、
股間のやんちゃ坊主がムクムクと勃ちあがってしまう。

介護パンツの中で勃起してしまったソレは
たわわに揺れ動く彼女のおっぱいを突いていた。

「えっ?」

胸の違和感に気づいた村中さんは視線を自分の胸元に落とす。
そこでようやく竹本が勃起していることに気づいた。

「あの…勃っちゃいました?」

「すいません…あなたがチャーミングなもので
ついついふしだらな事を妄想してしまいました」

ふう~っ…とため息をついて、村中さんは股関節の柔軟運動をやめてしまった。

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