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大きなクリの木の下で
第9章 由里子の家

由里子は、竹本の背中に寄りかかるようにし、
顔を振り向かせキスをせがんでくれた。
背後から抱きしめられてディープキスを繰り返す。

キスをしているうちに、
もうすぐに入れたくなってくるのが男の性(さが)というものだ。
その意思表示でもするかのように、彼女の手の中のペニスは激しくヒクヒクと暴れまわる。

「私の中に入れたそうにしてるわ」

互いにシャワーでシャボンを流した後も
由里子は竹本のペニスから手を離そうともしない。

「挿入したいに決まってるじゃないか
女を知らない童貞のガキならとっくに射精しちまってるほど刺激的なんだから」

「楽しみは今夜に取っておいて…
今はこれで我慢してね」

そう言って由里子は竹本の正面に回り込むとしゃがみこんでフルに勃起しているペニスを口に頬張った。

『今夜?今夜と言ったのか?
ご両親が居るというのにセックスなんて出来るのか?』

狼狽する竹本を尻目に、由里子のフェラチオは熱を帯びて行く。
すでにシャワーの水流を止めて静寂のバスルームにチュバチュバ、ジュルジュルと激しいフェラチオの音色が響き渡る。

バスルームの二人は陶酔してしまい、静かに脱衣室のドアが開いた事さえ気づかなかった。

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