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大きなクリの木の下で
第6章 救急病院にて

フェラチオで抜いてもらって余韻に浸っていつまでも二人は見つめあっていた。
特に言葉を交わすこともなく、
時おり思い出したかのように静香が身を乗り出して竹本にキスをした。
唇が腫れるほどキスを続けたかったけれど、
廊下でパタパタと足音がする度に静香は慌てて唇を離した。
「けっこう往来があるもんだね」
よくまあこんなに廊下に人が往来しているのにフェラチオをしてくれたもんだ。
欲情が昂(たかぶ)れば廊下で足音がしようが関係ないということか。
やがて静香が腰をモジモジさせていることに気付く。
「どうした?ムラムラしてきちゃったかい?」
容態を心配していて、こうして顔を合わせると意外と竹本が元気で、フェラチオを施してあげると射精するまでに回復してきたのだとわかると、今度は静香が我慢できなくなりつつあった。
「だって…あなたのおちんちん、とても元気だったから…」
今、射精を終えておとなしくなったペニスを再び勃起させようものなら、すぐにでもベッドの上に上がって彼の股間に股ごうとせんばかりに静香の目は潤んでいた。

