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わたしの昼下がり
第1章 くわえ込む
 昨日の夜はちょっと期待もしていたのですけど、夫からのお誘いはありませんでした。夫の自称『黄金の右腕』はあてになりません。『ハァハァ』するのは階段を上がるときだけ…。わたしは自分を慰めるのが日課になっています。井戸端会議のいつもの話題からすれば、皆さん、お部屋の中で悶々とされているのではないかと思うのですけど、だからと言って窓を開け放したままにはしておけませんから…。

 なんとなく触っているだけのときもあれば、アクメするまでのめり込んでしまうこともあります。そんなとき想像しているのはいろいろな情景なのですが、少なくとも夫のことではありません。

 夫との営みの中で、わたしはアクメを味わったことがありません。わたしがアクメを知ったのは、OL時代に付き合っていた上司とのセックスでした。奥さんもお子さんもいる上司でしたから、必要以上にのめり込むことはありませんでした。そのうち、別の上司からいまの夫を紹介されて寿退社しました。

 夫はそんなわたしの過去をまったく知りませんから、わたしが処女だと思い込んでいて、初夜の晩もしきりに『痛くないか?』と気にしていました。『ちょっとだけ…』なんて答えてごまかした引け目もありましたから、性生活で不満を感じても夫に訴えたこともありませんでした。

 先週行った美容室で順番を待っている間に手に取った婦人雑誌の記事を思い出しました。婦人雑誌と言っても、品のよさは二の次にしたような雑誌です。時間つぶしに置かれた雑誌を仕方なく眺めているような感じに振舞っていますが、内容が刺激的であるほどわたしは熱心に読み耽ってしまいます。《中年男に股を開く女子高生の過激な夏休み》、《オフィスレディーの乱倫アフターファイブ》、《亭主の留守に男をくわえ込む三十路団地妻の快楽日記》…。

 『くわえ込む』という言葉が『三十路団地妻』のわたしの目を引き付けました。

 『奥さんは実に美味しそうに僕のモノをくわえ込んでくれますね。そろそろ下の口でもくわえ込んでもらいましょうか…』

 こんな破廉恥なくだりに見入っています。上司に連れられて入った連れ込み旅館で、上司のナニを口淫しているわたしに、同じようなことを上司から言われたことが思い出されました。上司に跨って腰を振りながらわたしは尋ねました。
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