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わたしの昼下がり
第7章 スイッチ
 気が付けば『よろしく…』などとお願いまでしてしまっていることに戸惑いながら、わたしは△井がどれぐらいの相手とこういうことをしているのか気になりました。

 「あの…」

 そんなわたしの思いを察したのか、△井はわたしを抱きしめました。

 「奥さんはすばらしいです。朝からたっぷり愉しみましょうね、奥さん」

 △井に抱きしめられそう囁かれると、野暮なことは訊かない方がいいと思ってしまいました。明日も朝から逢えるというのですから。そしてキスをしました。△井が舌を絡めつかせてきます。わたしも舌を絡めつかせます。舌を介して『わたしもそう思っています。朝からたっぷり愉しみたいです』と△井の舌に伝えるように。『チュバッ、チュバッ』という音が漏れました。

 「あ、そうだ。仕事の話もちょっとだけ…。今さらで恐縮ですが、わたし、奥様方のお買い物のの代行のような内職もしていましてね」

 □田さんが井戸端会議で話していたことを思い出しました。

 『いろいろ扱ってるって言ってたけど、お客さんの買い物の代行みたいなことをしているから、何か買いにくいものがあれば何でもおっしゃってくださいって言ってたわ』

 本人よりも先に、□田さんから聞いてはいましたが、そのことは黙っていました。

 「奥さまのお言いつけでいろいろなお品物をお届けしているんです。例えば、こんな…」

 カバンから白いボール紙でできた箱を取り出します。

 「どうぞ開けてみてください」

 箱のふたを開けました。

 「えっ…」

 箱の中には男根を模した張形が入っていました。

 「これって…」
 「そう、『こけし』です。オトナのね。こういうのが欲しいけど買いに行けないっていう奥様の代わりに買ってきて差し上げてるんです。奥さん、こんなのお持ちですか?」
 「いえ…」
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