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わたしの昼下がり
第3章 訪ねてきた男
いえ、カレンダーを眺めて考えていたのは予定の有り無しよりも、わたしのからだのバイオリズム…。△井が『膣内《なか》で射精《だ》させてもらえるとは思ってませんでしたよ…』と言っていたのを思いながら。
△井が出て行ってから1時間くらいしてまず下の娘が帰ってきました。△井は2時間ほど家にいたことになります。
「ママ、ただいま。おやつちょうだい」
「手をよく洗ってからね…」
わたしは冷蔵庫を開けてゼリーを取り出しました。屈んだときにわたしのからだの中からあの男の名残りが滲み出てくるのを感じました。
しばらくして上の娘も帰ってきました。
「あ、おやつ、ゼリーなんだ。わたしも食べたい。…おかあさん、どうしたの?」
「えっ?」
「風邪ひいたの? なんだか顔が赤いよ」
一瞬、息が詰まりましたが、何とか言葉を返しました。
「大丈夫よ。心配してくれてありがとね」
わたしは母の顔をして応えながら心の中で思いました。
(風邪ひいたかもしれないわ…なかなか治らないかも…)
△井が出て行ってから1時間くらいしてまず下の娘が帰ってきました。△井は2時間ほど家にいたことになります。
「ママ、ただいま。おやつちょうだい」
「手をよく洗ってからね…」
わたしは冷蔵庫を開けてゼリーを取り出しました。屈んだときにわたしのからだの中からあの男の名残りが滲み出てくるのを感じました。
しばらくして上の娘も帰ってきました。
「あ、おやつ、ゼリーなんだ。わたしも食べたい。…おかあさん、どうしたの?」
「えっ?」
「風邪ひいたの? なんだか顔が赤いよ」
一瞬、息が詰まりましたが、何とか言葉を返しました。
「大丈夫よ。心配してくれてありがとね」
わたしは母の顔をして応えながら心の中で思いました。
(風邪ひいたかもしれないわ…なかなか治らないかも…)

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