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わたしの課外授業
第11章 進路指導
 「たいへんお世話になっている先生に相談してみようということになりまして…」

 担任だから当然のことではあるけど、責任は軽くないわね。

 「わたしなりにちょっと考えてみますね。ちょっとお時間いただけますか?」
 「ありがとうございます。よろしくお願いいたします」

 面談はお開きにしてCくんとおかあさんが帰っていった。見送ったわたしは音楽科の久野森先生を訪ねた。

 「あなたのクラスのCくんが? へえ、見かけによらないわね」
 「音楽の道も厳しいでしょうから、軽々にいいとかわるいとか言えないと思って…」
 「まあ、それはそうね。でも、本人さえよければそれでいいんじゃない?…って言ってもアドバイスにはならないわよね。音楽に限ったことではないけど、やっぱり、センスがあるかないかみたいなところはあるものね」
 「センスの見極めって難しいでしょうね」
 「まあ、極端な話、センスが皆無だっていいのだけれど、ただの独り善がりではいろいろ厳しいわよね。一乗寺先生は、その子と何度もシてるの?」
 「え? ええ、まあ、担任なので…」
 「どう? 気持ちよくさせてくれる?」

 久野森先生が身を乗り出すと小さい声でわたしに訊く。生徒の性欲処理は快楽とは無関係である建前だから…。

 「そうですね。かなりいいほうだと思います…」
 「総合評価はいいってことね。音楽科の教師としては…」

 久野森先生が目をつぶる。

 「女性を丁重に扱って、相手の反応にちゃんと耳を澄ませられるか…、ときには繊細なタッチで、ときには情熱的に力を加減できるか…、テンポよく、リズム感も保って、集中と感情をこめられるか…、その瞬間だけの“音”を楽しむ姿勢があるか…、って気になるけど、どう?」
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