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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第10章 露出狂と少女
温泉施設を離れ、三人を乗せた車は山道を市街地に向けて走る。

「兄ちゃんたちも悪いぞありゃ。そういう趣味なのかい?嬢ちゃんも年頃なのに混浴なんてどうかしてるぞ?」

「え?いやぁ、なんと言いますか。まぁ趣味といいますか実験といいますか。そんなところです。確かに調子に乗りすぎました。あんなおおごとになるとは。」

「よーわからんが、まぁ嬢ちゃんの可愛らしい裸見れたからこっちとしちゃありがてぇんだが、明らかにおかしいカップルなもんだから声かけた訳よ。しかしまぁこんな事件は今まで初めてだよ、愉快だ。わはははは。」

「ははは……あの温泉は行きつけなのですか?」

「おう!常連だな。いわゆるワニってやつよ。」

「ワニ??」

「おう、混浴で女が入ってくるのをひたすら待って。入ってきたら裸眺めて会話出来そうなら近づいて。そんな連中を俗称ワニって言われてるんだ。」

「まさに今日のあなた方ですね。」

「おう!わははは。」

「それが貴男の趣味なのですね。」

「ワニにもジャンルがあって俺の場合は露出が趣味だ。女にチンポ見られるとやたら興奮するのよ。」

「あぁ、それで梨果にご立派なモノを……」

「わはははは。嬢ちゃん!おっちゃんのデカかったろ!」

梨果は答えず頬を赤らめ、流れる外の風景を眺めていた。

「それでよう、頼みがあるんだがよ。」

ピンときた。

「なんですか?」

「嬢ちゃんにもう一回チンポ見てもらう訳にはいかないかい?」

予想通りの要望が出た。

「梨果さん、そういう事らしいけどどうする?」

「…………」

「見てくれるだけでいいんだ。嬢ちゃんに触ったりまた脱いでくれとか言わないし、もちろん彼氏が付き添いで構わない。」

「……それなら。おじさんが一緒ならいいよ。」

「ありがたい。」

彼は早速車を脇の林道にハンドルを切り、ちょっとした展望台のような場所に停車した。
人気はなく山の風景が美しかった。
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