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わたしの放課後
第2章 おじさんへの想い

お店を訪ねてきたわたしを迎え入れると、いつものように、おじさんが入り口のガラス戸のねじを締めカーテンを閉じる。
「いつもすみません…」
「いや、いいんだよ。今日も来てくれてありがとう」
カーテンが閉じられて薄暗くなったお店の中でわたしはおじさんとキスをする。
「いつもこれぐらいの時間に来られるといいのにね。でも試験がしょっちゅうあったらたいへんだね」
「いえ…。部活動もお休みなるのでうれしいんです」
『うれしいんです』と答えてちょっと恥ずかしい気持ちになる。別に部活動がきらいなわけじゃないけど、それよりも早い時間にここに来られることがうれしい。
「今日も夜までいて大丈夫なの? 帰りがあまり遅いとお母さんも心配じゃないのかな」
「遅くなっても大丈夫です。学校の図書館が閉まるまで勉強したら外食して帰るっていうことにしているから。母もその方が都合がいいはずなので」
お店の奥の上がり框に腰かけたわたしの隣に座ると、おじさんはわたしの肩を抱いて掌で頬をゆっくりと撫でる。そして顔を自分の方に向けさせるともう一度唇を重ねてくる…。
「お母さん孝行だね、恵子ちゃんは」
「そんなこと、ないです…」
そんな行為を繰り返しながら、わたしは家のこととか家族のことをおじさんに聞いてもらう。自分でペラペラとしゃべるような話しではないし、おじさんにあれこれ尋ねられているわけでもないのだけれど、いつの間にかなんでも話してしまっている。
「恵子ちゃんのお母さんだったら、素敵な女性なのだろうね」
「どうなのかな…」
わたしは母のことをおじさんに話し始める。
「いつもすみません…」
「いや、いいんだよ。今日も来てくれてありがとう」
カーテンが閉じられて薄暗くなったお店の中でわたしはおじさんとキスをする。
「いつもこれぐらいの時間に来られるといいのにね。でも試験がしょっちゅうあったらたいへんだね」
「いえ…。部活動もお休みなるのでうれしいんです」
『うれしいんです』と答えてちょっと恥ずかしい気持ちになる。別に部活動がきらいなわけじゃないけど、それよりも早い時間にここに来られることがうれしい。
「今日も夜までいて大丈夫なの? 帰りがあまり遅いとお母さんも心配じゃないのかな」
「遅くなっても大丈夫です。学校の図書館が閉まるまで勉強したら外食して帰るっていうことにしているから。母もその方が都合がいいはずなので」
お店の奥の上がり框に腰かけたわたしの隣に座ると、おじさんはわたしの肩を抱いて掌で頬をゆっくりと撫でる。そして顔を自分の方に向けさせるともう一度唇を重ねてくる…。
「お母さん孝行だね、恵子ちゃんは」
「そんなこと、ないです…」
そんな行為を繰り返しながら、わたしは家のこととか家族のことをおじさんに聞いてもらう。自分でペラペラとしゃべるような話しではないし、おじさんにあれこれ尋ねられているわけでもないのだけれど、いつの間にかなんでも話してしまっている。
「恵子ちゃんのお母さんだったら、素敵な女性なのだろうね」
「どうなのかな…」
わたしは母のことをおじさんに話し始める。

