この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁
第7章 第6話 最終決戦(さいしゅうけっせん)
「美味しいおかきをありがとうございます。おじい様は悪い人には見えませんが、一体なぜ私にこのようなことを?」
「よくぞ聞いてくださいました。私は今上天皇陛下を彼が若い頃から一人の人間として敬愛しており、この日本という国が100年後も200年後も今上陛下の子孫によって統治されることを望んでいます。あの過激派連中と違って私は男系継承には|拘泥《こうでい》しておらず、今上陛下の一人娘である内親王殿下が将来的に天皇の座に就かれることにも私は抵抗はありません。しかし今上陛下と遠く離れた血族であるあなた方加護一族が天皇の座に就くことはその可能性さえも許せないのです。この老いぼれが生きているうちに最後にできる一仕事として、私はおかきの売上で過激派を雇ってあなたを拉致監禁しているのです」
「そのような事情がおありなのですね。私も黙って子宮を摘出されるつもりはありませんが、同じく今上陛下を敬愛する者としてお気持ちは理解できます☆」

 男色家であることと直接関係するかどうかは分からないが但馬屋門左衛門は今現在の日本の天皇である今上天皇を一人の人間として慕っており、今上天皇と太古の昔に分かれた血族である加護一族による皇位継承の可能性を絶やそうとケイ先生の子宮を摘出しようとしていたのだった。


「これは俗人たる私の考えに過ぎませんが、ご令嬢が世間一般に正体を明かし、今上陛下の甥に当たる親王殿下の妻となって頂くという訳にはいかないのでしょうか。そうすれば今上陛下の男系の血筋と加護一族の女系の血筋は一つに合流し、私もあなたにむごい行いをしなくて済むのですが……」
「お気持ちは嬉しく頂きますがそのようなことは絶対にできません。今の日ノ本に伝わっている古事記も日本書紀も長い歴史の中で時の権力者の手により歪められたものですが、加護一族は日本書紀の原典を保有しています。その原典によると今上陛下が受け継ぐ|現人神《あらひとがみ》の血と加護一族が受け継ぐ皇祖神の血が交われば日ノ本に大いなる災いがもたらされるとされています。私は自分の身を守るために日ノ本を危険に晒すようなことはできません」

 皇室への嫁入りを提案してきた但馬屋門左衛門にケイ先生は秘所を丸見えにされたままの姿勢で冷静に自分の立場を伝え、老爺はケイ先生の話を聞いてゆっくりと頷いた。
/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ