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続・白昼夢
第9章 再び

『少しは歩み寄ろうとはしたけどね…』
『いい人みつけてね…』
そう言うと古川は『サヨナラ』と言ってきた。
何度サヨナラを言えば気が済むのだろう。
私も『サヨナラ』と言ってメッセージを閉めた。
暫く私は考えていた。
やはり、迷惑だとは思っていたけれど古川の事が好きなのだ。
私は衝動的にこう書いて送ってしまう。
『やっぱり、サヨナラできないわ…古川くんの事が好きだから…』
携帯の向こうで古川の喜ぶ顔が浮かんで見えた。
古川は笑っている。
そしてこう言ってくるのだ。
『じゃ、アヌス経験してみてセフレになるか考える?』
私はアヌスセックスをする前に、ちゃんと腸を綺麗にしてくれるようにと頼んだのだ。
すると、嬉しそうにこう言ってくる。
『いいよ、俺がやってあげる…そこからプレイは始まってるから…』
『じゃ、場所はどこでするの?ベッドではないでしょう?』
『近くにラブホとかある?』
私はラブホが近所にあるのかどうか知らなかった。
そもそも、今のアパートに越してきてからラブホなどには行った事が無かったのだ。
『知らないわ…』
『じゃ、キッチンでする?』

