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続・白昼夢
第5章 LINE

『虚しくならない?』
『え?そう?マスターベーションして潮吹きするのって最高なんだけど?』
私はこれを読んで古川は本当にセックスだけが生活の全てなのではないか。
そう思ったのだ。
そして尚もこう書いて来るのだ。
『マスターベーションするとホルモンが活性化されて身体にも肌にもいいってテレビやYouTubeでやってるし、何よりも俺がドエロで変態だからドエロの変態になってくれたら方が嬉しい、玩具とか持ってるの?』
これを読んで私は古川のどこが変態なのだろうかと思ってしまう。
そう思いながらもこう返事を書いた。
『確かに、セックスは美容に良いって言うわね。私が持ってる玩具はバイブよ…』
『うん、せっかく潮吹く体質なのに勿体ない。潮吹くほどいいからね。玩具はそれだけ?』
私は潮を吹く体質だから古川は気に入ってくれているのだろうか。
そう思ってしまう。
玩具はバイブしか持っていなかったのでその旨を伝えた。
すると、こう書いて来る。
『俺のこと考えてマスターベーションして喘ぎなさい…それからもっとエロい下着とか履くといいよ。彼氏も喜ぶし活性化されるからね…』
古川はしきりに活性化と言う言葉を使う。
確かに私は年齢を重ねる毎にランジェリーに対するエロ意識なるものが薄れてきていた。
機能性を重視したランジェリーしか身に着けていなかったのだ。
そのランジェリーは本当にエロさがなかったと思う。
でも、最近ちょっと太ったと感じたので痩せなくてはエロいランジェリーは無理だと思い古川にこう書いたのだ。

