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続・白昼夢
第4章 セックス
私たちは玄関に向かいドアを開けると部屋の外に出た。
冬の陽が傾くのは早い。
午後3時ともなれば陽は傾きかけている。
西陽を浴びながら私たちは車を停めてあるパーキングまで歩いて行った。
そのパーキングに行くまでの間に学校帰りの小学生たちと出くわした。
それを見て古川がこう言う。
「そっか、今学校終わって子供の下校の時間なんだね…」
「そうね…」
パーキングまでは急な坂道を上らなくてはならなかった。
私はその坂道を上る時にかなり体力を使いゼイゼイと息を切らしていた。
本当に運動不足だと感じたのだ。
そんな私を見て古川は笑いながらこう言ってくる。
「どこまで体力ないのさ?…運動不足じゃない?子供の方が元気じゃん?」
「た、確かにそうね…」
私は古川についてゆくのに必死だった。
子供たちは元気に坂を下っている。
急な坂道を上り切り右に曲がるとパーキングが見えるのだ。
だが、古川は私を置いて一人で坂道を上って頂上を過ぎてゆく。
私はようやく坂の頂上まで着くと前を歩く古川にこう声を掛けた。
「古川くん、そっちじゃないわ…こっちよ…」
「え?そっちなの?」
「そうよ、右に曲がって…」
私はようやく古川に辿り着くことが出来た。

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