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続・白昼夢
第3章 再会

「古川くん、マジでお腹空いてたのね?」
「あ、マジでお腹空いてたかも?スゲー早さで俺食ってるじゃん…」

そう言うと200gのエビピラフをあっという間に完食してしまった。
私よりも食べるのが早かったと思う。

古川はスープも全て飲み干すと満足したようにお腹をさすっていた。

私はちょっと遅れて食べ終わり『ご馳走様でした』と合掌すると席を立ち食べた食器を下げ始める。

その様子を見て古川はこう聞いてくるのだ。

「煙草吸ってもいい?煙草って言ってもアイコスだけどね…」
「ええ、いいわよ…」

そう私が話すと古川はキッチンにやってきてその隅っこに体育座りをしながら煙草をくゆらせ始める。

私は下げた食器を、洗剤を付けて洗い始めた。
その様子を見ながら古川は煙草をくゆらせながらキッチンをアイコスの香りで満たした。

古川は本当にキッチンの隅っこが好きな様だった。
私はそんな姿を見て食器の泡を水で流しながらこう聞いたのだ。

「古川くんは本当にその場所が好きなのね?」
「うん、ここ凄い狭くて落ち着くんだよね…」

「まるで、猫と同じじゃない?」

そう言うと私は笑って見せた。
古川も同じように笑っている。

本当に4か月ぶりに会ったと言うのにとてもお互い穏やかだったのだ。
私は食器を洗い終わるとダイニングテーブルに戻り椅子に腰かけた。

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