パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 再会

私は古川がまた私の家の近くにある工務店の横に建っている倉庫の駐車場に居ると思った。
なので、迷うことなくその倉庫の駐車場に向かったのだ。

すると、そこには1台のブルーの車がエンジンを掛けたまま停まっていた。
私は車に近づき運転手側のドアを“コンコン”とノックした。

古川がパワーウィンドウを開くと満面の笑みを浮かべで私を見つめていた。

「真理子さん、久しぶり…」
「久しぶりね…」

「真理子さん、パーキングの場所教えてくれない？」
「ええ、いいわ…」

「さ、車に乗ってよ…」

私は笑顔で古川の車に乗り込むとシートベルトを締めた。
“カチッ”と音がしてシートベルトが締まった。

それを聞くと古川は車を走らせた。

「今日は平日だからどこのパーキングも空いてないかも知れないわ…」
「でも、どこか空いてるでしょう？」

私は急な坂道を上ったところにパーキングがあるのを知っていた。
そこに古川を案内しようと思ったのだ。

「そこの道真っすぐに行ってそこの手前の道を左に曲がって…」
「分かった…」

「そこのパーキングが空いてればいいけどね…」
「空いてて欲しいよ…」