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続・白昼夢
第3章 再会

翌朝の火曜日…。
私はいつもの様に朝食を作りそれを食べながら友達に『おはよう』LINEを送った。
もちろん、古川にも送ったのだ。
朝の7時頃、古川から返事が来た。
『おはよー♪』
『おはよう…』
そう、私も返事を書いた。
そして、朝食の後片付けを済ますとメイクを始める。
4か月ぶりに会うのだ。
しっかりとメイクをしたいと思ったがなるだけ軽めのメイクにしようと思っていた。
メイクの下地を顔全体に塗り伸ばしコンシーラーでシミを隠しファンデーションを叩いた。
私はチークを付けない派だった。
マスカラを軽くまつ毛に塗ると唇に赤いルージュを引いて終わらせた。
私のメイクは本当に軽いのだ。
メイクを済ましてブラウンのパーカーワンピースに着替えユニクロで買った白い羊の毛の様にモコモコとしたフリースのジャケットを羽織った。
最近、私は何故だかパーカーワンピースにハマっていたのだ。
体形をカバーしてくれるからかも知れない。
お正月でちょっと太ったと感じたのでそれを着ることに決めたのだ。
古川から朝のLINEが来てから暫く連絡は無かった。
次に来たのは10時半頃だった。
『11時半くらいに着くようにするよ…』
そんな内容だった。

