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続・白昼夢
第3章 再会

その計算は生まれ月と日にちを足したり引いたりして相手が持っている数字を見て同じ数字に丸を付けて行くと言うものだった。
計算した結果、古川が持っている数字は“222”だった。
私が持っている数字は“137”だったのだ。
全く同じ数字を私と古川は持っていなかったのだ。
随分、私は他の人ともこの相性占いをしてみたのだが普通なら1つは同じ数字があるのだ。
でも、古川とは同じ数字が1つもなかった。
この真実を知ってやはり古川との関係は長くは続かないだろう。
そんな事を考えていた。
そんな事を考えていると古川がこう書いてきた。
『どうしたの?』
『いや、別に深い意味はないから…ちょっと誕生日が知りたくなったのよ…』
私は古川に知られたくなかったのでそう書いて送った。
古川はそんな事を知らずにこう書いて来る。
『真理子さんの誕生日も教えてよ…』
『え?私の誕生日?』
私はそう聞かれたので自分の誕生日を教えた。
それを読むと古川は安心したかのようにこう書いて来る。
『真理子さんの自宅忘れちゃったから、近くに着いたらまたLINE電話するね…』
『ええ、分かったわ…』
『私、昨夜余り眠れなかったから今日は早く寝るわね…だから夜は余りLINE出来ないわ…』
『うん、分かったよ…』
そんな会話があり月曜日のLINEは終わったのだ。

