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コンビニバイトの男の子
第7章 歪み
しかし、結婚してから変わっていった。最初に暮らし始めた賃貸マンションは防音が不十分で、隣や上階のの生活音が聞こえるような状態だった。先に住んでいた同じく新婚の隣室からは、押し殺しつつも堪えきれない行為の声が、度々聞こえてきた。萩子は同じように自分達の行為の声が隣に聞かれるのを恥ずかしがって、貴之が誘ってもなかなか応じてくれなくなった。何度かお願いしてようやくという状態に貴之は不満を感じていたが、その代わりにスキンシップは増えた。萩子はキスが好きなようで、自ら唇を寄せてくることもあった。そのまま愛撫を始めると、応じてくれて最後までということも稀にあり、結婚前からは減ったものの1、2ヶ月に1回のペースではできていた。
結婚して2年目に念願だった新居の一軒家に引っ越して音の心配が無くなると、今度は貴之が管理職に昇進して仕事が忙しくなり、行為を誘うこと自体が減った。結婚後も萩子から誘ってくることは全く無く、引っ越した当初から3ヶ月に1回に減り、更に4ヶ月に1回、半年に1回と自然とレスの期間が長くなった。疲れから、スキンシップも疎かになっていった。
そのような状況を貴之は、ふたりの年齢と結婚年数から、世間一般の夫婦と同じようなものだろうと思っていた。萩子の方も不満を感じている様子は見られなかった。
心境が変化する切っ掛けは、昨年1月の社員旅行で起きた。
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