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コンビニバイトの男の子
第7章 歪み

【4】
貴之が勤めるビル管理会社のサービス部門に、新入社員として配属されたのが萩子との出会いだった。一緒に仕事をするうちに、優しく控えめな人柄に惹かれて、交際を申し込んだ。
初めて結ばれたのは、付き合い始めて3ヶ月程経過した頃だった。週末の仕事終わりに映画を観て、予約していたレストランで食事とお酒を楽しんだ後、勇気を出して初めて家に誘った。終電に間に合わなくなる時間だったが、萩子が顔を真っ赤にしてこくんと小さく頷いた。その時の萩子の恥ずかしそうな表情と、自身の舞い上がった気持ちは今でも覚えている。
萩子は処女ではなかったが、あまり経験をしていないようだった。終始受け身で、同じく経験の乏しい貴之の行為に初々しい反応を示した。ひとつになった後、腕枕の中、裸のままで安らかに眠っている萩子の寝顔を見て、この幸せをずっと守ると心に誓った。
結婚するまで、お互い淡白ながらもそれなりに性行為を楽しんだ。萩子から誘ってくることは無かったが、貴之が誘うと、萩子は照れながらも必ず応じてくれた。最初は恥ずかしがってできなかった男根への手での愛撫も、お願いするとぎこちないながらも一生懸命に尽くしてくれるようになった。慣れから一連の流れが決まってきても、身を任せられる安心感から不満は無かった。
貴之が勤めるビル管理会社のサービス部門に、新入社員として配属されたのが萩子との出会いだった。一緒に仕事をするうちに、優しく控えめな人柄に惹かれて、交際を申し込んだ。
初めて結ばれたのは、付き合い始めて3ヶ月程経過した頃だった。週末の仕事終わりに映画を観て、予約していたレストランで食事とお酒を楽しんだ後、勇気を出して初めて家に誘った。終電に間に合わなくなる時間だったが、萩子が顔を真っ赤にしてこくんと小さく頷いた。その時の萩子の恥ずかしそうな表情と、自身の舞い上がった気持ちは今でも覚えている。
萩子は処女ではなかったが、あまり経験をしていないようだった。終始受け身で、同じく経験の乏しい貴之の行為に初々しい反応を示した。ひとつになった後、腕枕の中、裸のままで安らかに眠っている萩子の寝顔を見て、この幸せをずっと守ると心に誓った。
結婚するまで、お互い淡白ながらもそれなりに性行為を楽しんだ。萩子から誘ってくることは無かったが、貴之が誘うと、萩子は照れながらも必ず応じてくれた。最初は恥ずかしがってできなかった男根への手での愛撫も、お願いするとぎこちないながらも一生懸命に尽くしてくれるようになった。慣れから一連の流れが決まってきても、身を任せられる安心感から不満は無かった。

