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コンビニバイトの男の子
第7章 歪み
【5】
「星野さん。この後、私の部屋で飲みませんか?相談したいことがあって」
夜の宴会が漸く終わり、旅館の温泉に行こうと考えていた貴之を後輩の村木が引き止めた。
相談は彼女との結婚に関することで、先輩として心構えをアドバイスした。その後お酒を飲みながら話をしているうちに、酔った村木の強引さに負けてアダルト動画を見ることになった。
「ここの温泉街、夜の娯楽が無いんで自分で持ってきたんですよ。一人じゃつまらないので、一緒に観ましょうよ」
村木は鞄からノートパソコンを取り出した。
「DVDも持ってきたのか?」
「何言ってるんすか。今はネットっすよ。レンタルショップも置いてないとこ増えてますし」
酔っていつもの礼儀正しさとは異なる、砕けた口調で貴之に説明した。
「学生時代に、友人に誘われて見たきりだからな」
「真面目な星野さんらしいっすね」
パソコンが起動すると、ブラウザでアダルト動画配信サイトを表示した。
「実は、俺、女性が寝取られる展開の動画大好きなんすよ」
「寝取られる展開?」
アダルトビデオに疎い貴之は、それがどういうものなのか知らなかった。
「ほんとに、星野さんこっち方面は全然なんすねー。じゃあ俺が教えちゃいましょう」
貴之より知識があることを知って上機嫌な村木が[寝取り]で検索すると、動画がずらりとリスト表示された。
「お、これが良さそうだなー」
再生された動画の冒頭のシーンを見た瞬間、貴之は驚いた。
(シュウ!?)
中年役の男優に言い寄られて困惑している女優が、会社で働いていた若い頃の萩子にそっくりだったのだ。すぐに左目の下のほくろが無い事に気付き、当たり前だが別人と判った。しかし、全裸にされ嫌悪の表情を見せながらも拒絶できずに愛撫されていく展開に動悸は治まらなかった。
「最初こんな風に仕方なく関係を持つんすけど、続けるうちに嵌っていく流れがたまらないんすよね。設定が人妻だと最高っす」
得意気な村木の話も上の空で、萩子に似た女優が諦めて男根を受け入れる姿を食い入るように凝視した。
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