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雨が好き
第124章 ありがとう・・・そして
【ありがとう・・・そして】
梅雨が明け、青空に湧き上がる入道雲が輝く夏。
蝉の声がうるさく響き、地面から立ち上る陽炎が、陽の光の強さを一段と強調する。
私は白い日傘をさして、水岬の手を引く。
幼い子は地面に近い分、より暑さを感じやすいと言っていたけれど、彼女は自分の足で歩くと言って聞かなかった。
やっぱり、お姉ちゃんになったから・・・かな?
傍らの蒼人を見る。
蒼人はついこの間まで水岬が乗っていたベビーカーを押していた。
しっかりと日除けを掛けられた、ベビーカーには、
私たちの間に授かった、二つ目の生命が、目を閉じて眠っていた。
見慣れた木壁の道を過ぎると、少し古いお家が私たちを迎えてくれた。
「お母さん、ただいま」
「こんにちは、お義母様」
玄関を入ると、日が遮られたからか、それだけでひんやりと感じる。
ここは蒼人のご実家・・・高槻のお家だった。
「ばーば!ただいま!」
早速、水岬が三和土に腰を下ろして、うんしょうんしょと靴を脱ぐ。
「おやおや・・・小さい子連れで、大変だったんじゃないかい?」
いつもながらのにこやかなお義母様
今日は、久しぶりに息子、水樹(みずき)を連れての小さな小さな里帰り、だった。
梅雨が明け、青空に湧き上がる入道雲が輝く夏。
蝉の声がうるさく響き、地面から立ち上る陽炎が、陽の光の強さを一段と強調する。
私は白い日傘をさして、水岬の手を引く。
幼い子は地面に近い分、より暑さを感じやすいと言っていたけれど、彼女は自分の足で歩くと言って聞かなかった。
やっぱり、お姉ちゃんになったから・・・かな?
傍らの蒼人を見る。
蒼人はついこの間まで水岬が乗っていたベビーカーを押していた。
しっかりと日除けを掛けられた、ベビーカーには、
私たちの間に授かった、二つ目の生命が、目を閉じて眠っていた。
見慣れた木壁の道を過ぎると、少し古いお家が私たちを迎えてくれた。
「お母さん、ただいま」
「こんにちは、お義母様」
玄関を入ると、日が遮られたからか、それだけでひんやりと感じる。
ここは蒼人のご実家・・・高槻のお家だった。
「ばーば!ただいま!」
早速、水岬が三和土に腰を下ろして、うんしょうんしょと靴を脱ぐ。
「おやおや・・・小さい子連れで、大変だったんじゃないかい?」
いつもながらのにこやかなお義母様
今日は、久しぶりに息子、水樹(みずき)を連れての小さな小さな里帰り、だった。

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