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雨が好き
第123章 6年後・・・
「水岬!急に飛び降りたら危ないわよ」
そう言った私の言葉が耳に入らないのかもしれない。
ぱたぱたと彼女は走っていて、ぺたっと『みなと町』の扉に顔をつける。
ガラス張りになったそこからは、確かに外が見える。
「どうしたの?」
声を掛けると、彼女がくるりと振り返った。
「パパ!ママ!・・・虹だあ!」
満面の笑顔で報告してくれる。
そうか、さっき上がった雨が、空に虹をかけたんだ。
「どれ?」
蒼人が立ち上がって、水岬を抱き上げる。
私もキッチンから出た。
ニコニコと私たちを見ている恵美子おばさんの前に、お父さんが出来立ての特製ナポリタンを置いていた。
扉を開ける。
夏が近いけれども、雨上がりのせいだろうか、
肌に爽やかな空気を感じる。
空を見上げると、水岬の言う通り、
とてもきれいな、虹がかかっていた。
「きれいだね〜」
抱き上げられた上機嫌の水岬が蒼人と私の顔をかわるがわるに見ながら言う。
「そうね」
私は言った。
きれい・・・本当に・・・
そして、ふとこんな言葉が頭をよぎった。
世界はなんて・・・きれいなんだろう・・・
と。
そう言った私の言葉が耳に入らないのかもしれない。
ぱたぱたと彼女は走っていて、ぺたっと『みなと町』の扉に顔をつける。
ガラス張りになったそこからは、確かに外が見える。
「どうしたの?」
声を掛けると、彼女がくるりと振り返った。
「パパ!ママ!・・・虹だあ!」
満面の笑顔で報告してくれる。
そうか、さっき上がった雨が、空に虹をかけたんだ。
「どれ?」
蒼人が立ち上がって、水岬を抱き上げる。
私もキッチンから出た。
ニコニコと私たちを見ている恵美子おばさんの前に、お父さんが出来立ての特製ナポリタンを置いていた。
扉を開ける。
夏が近いけれども、雨上がりのせいだろうか、
肌に爽やかな空気を感じる。
空を見上げると、水岬の言う通り、
とてもきれいな、虹がかかっていた。
「きれいだね〜」
抱き上げられた上機嫌の水岬が蒼人と私の顔をかわるがわるに見ながら言う。
「そうね」
私は言った。
きれい・・・本当に・・・
そして、ふとこんな言葉が頭をよぎった。
世界はなんて・・・きれいなんだろう・・・
と。

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