この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨が好き
第122章 神社・・・再び
「みなとさん・・・」
呼ばれて、くるりと振り返った。

青い傘をさした、蒼人さん。
雨粒が、傘から落ちて、地面に跳ねて・・・彼を包んで・・・

彼が、そこにいる。

それはまるで奇跡みたいにとてもきれいで、
私は思わず息を呑む。

「今日、何の日かわかりますか?」
私をまっすぐに見つめて、蒼人さんが言う。

その言葉で、私は気づいた。

一年前・・・
毎日、毎日、毎日、
私は同じ日々を過ごしていた。

雨が降っていないのに、
私の世界は灰色で、
毎日凍りついたようにおんなじで、
私は誰も見ないし、誰も私を見ない。

このまま世界に溶けるようにしていなくなるのを待つだけだって、
本当にそう思って、毎日、毎日を、ただ生きていた。

そうだ、あの日だ。
いつものように『みなと町』を出て、赤い傘をさして
階段を登って、私はひとりで神社に来た。

そんないつもと変わらない、あの日・・・
たったひとつ違うこと。
それは

雨の中に・・・あなたがいた。

「それって・・・」

やっと、言葉が出た。

嘘・・・本当に?
今日・・・一年前の今日って・・・
/571ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ