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雨が好き
第120章 雨の日の散歩
それに、私は、雨が好き・・・
でも・・・そう。そうなんだ・・・あなたといると、もっと好きになる。
ひとりでは見えなかったものまで、
見えるようになるから。
蒼人さんのお顔を見上げてみる。
なんだか優しい顔をしている。
それを見て、私はなんだかとても幸せな気持ちになった。
町をゆっくりと歩く。
大きな道を外れて、静かな道を。
誰も歩いていない、雨が木立を揺らす道。
なんだか・・・こういう時間
私・・・好き。
その好きの気持ちを伝えたくて、私は口を開いた。
「蒼人さん」
「みなとさん」
ほぼ同時に、蒼人さんが、私の名前を呼ぶ。
顔を見合わせて、私たちは笑ってしまった。
「ご、ごめんなさい。・・・みなとさん、なんですか?」
どうやら私が先に発言権をもらったみたい。
だから、さっき思いついた言葉を言うことにした。
「私・・・こういう時間、好きです・・・」
そう言って、ちょっと、息を整える。
このとき私は、お父さんの言葉を思い出していた。
『言いたい時が言うべき時』って
だからね・・・
「だから、私、蒼人さんが好き・・・です。」
私の『だから』・・・もしかして唐突すぎた?
蒼人さんが、きょとんとした顔をしているように見える。
もしかしたら、お父さんに向けたお母さんの『きょとん』も、
こんな感じだったのかな。
でも・・・そう。そうなんだ・・・あなたといると、もっと好きになる。
ひとりでは見えなかったものまで、
見えるようになるから。
蒼人さんのお顔を見上げてみる。
なんだか優しい顔をしている。
それを見て、私はなんだかとても幸せな気持ちになった。
町をゆっくりと歩く。
大きな道を外れて、静かな道を。
誰も歩いていない、雨が木立を揺らす道。
なんだか・・・こういう時間
私・・・好き。
その好きの気持ちを伝えたくて、私は口を開いた。
「蒼人さん」
「みなとさん」
ほぼ同時に、蒼人さんが、私の名前を呼ぶ。
顔を見合わせて、私たちは笑ってしまった。
「ご、ごめんなさい。・・・みなとさん、なんですか?」
どうやら私が先に発言権をもらったみたい。
だから、さっき思いついた言葉を言うことにした。
「私・・・こういう時間、好きです・・・」
そう言って、ちょっと、息を整える。
このとき私は、お父さんの言葉を思い出していた。
『言いたい時が言うべき時』って
だからね・・・
「だから、私、蒼人さんが好き・・・です。」
私の『だから』・・・もしかして唐突すぎた?
蒼人さんが、きょとんとした顔をしているように見える。
もしかしたら、お父さんに向けたお母さんの『きょとん』も、
こんな感じだったのかな。

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