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雨が好き
第107章 夜のはじまり
「僕が・・・こうやって、一緒に過ごしたかった・・・んです。
ずっと、ずっとそう思ってて・・・だから・・・」
遠慮がちに言った蒼人さんの方に顔を向けると、
視線が、二人の間で交わった。
一歩、私が近づいたのかな
彼が、近づいたのかな・・・
わからないまま、私達は互いに歩み寄って
自然と身体に手を回して、
私は少し上を向くような姿勢になって、
蒼人さんは、私を包み込むように顔を落として、
二人の唇が触れ合う。
最初は遠慮がちに、柔らかく、押し付けるように。
すぐに、愛おしさが溢れかえってきて、
ぎゅっと強く抱いて、
もっと、もっと強く、強くって思ってしまって、
まるでこのまま蒼人さんに食べられてしまうんじゃないかって思うほどの、
深い口付けになっていく。
唇を離してもなお、私の唇は火がついたみたいに熱くって、
彼の手が触れている背中も、やっぱり燃えるように熱くなる。
ドキドキと心臓が高鳴って、それは、身体中が脈打ってしまっているんじゃないかと思うほどだった。
見上げた蒼人さんの瞳が揺れている。
たぶん、私の瞳も・・・。
ずっと、ずっとそう思ってて・・・だから・・・」
遠慮がちに言った蒼人さんの方に顔を向けると、
視線が、二人の間で交わった。
一歩、私が近づいたのかな
彼が、近づいたのかな・・・
わからないまま、私達は互いに歩み寄って
自然と身体に手を回して、
私は少し上を向くような姿勢になって、
蒼人さんは、私を包み込むように顔を落として、
二人の唇が触れ合う。
最初は遠慮がちに、柔らかく、押し付けるように。
すぐに、愛おしさが溢れかえってきて、
ぎゅっと強く抱いて、
もっと、もっと強く、強くって思ってしまって、
まるでこのまま蒼人さんに食べられてしまうんじゃないかって思うほどの、
深い口付けになっていく。
唇を離してもなお、私の唇は火がついたみたいに熱くって、
彼の手が触れている背中も、やっぱり燃えるように熱くなる。
ドキドキと心臓が高鳴って、それは、身体中が脈打ってしまっているんじゃないかと思うほどだった。
見上げた蒼人さんの瞳が揺れている。
たぶん、私の瞳も・・・。

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