この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雨が好き
第106章 雨の庭
買ってもらったお洋服を丁寧にバッグにしまう。
蒼人さんはそのまま紙袋を持っていた。
「お荷物、持ちますね」
自分の荷物をひょいと担ぐと、私のキャリーバッグを引いてくれる。
それではあまりにも悪いので、私が紙袋を持つよと言った。
蒼人さんがとってくれたお宿は、ここからタクシーで10分くらい。
歩けるんじゃない?と言ったのだけど、
「最初はそのつもりでしたけど・・・みなとさんもたくさん歩いたみたいだし・・・それに・・・」
と言ってその後の言葉は続かなかった。
結局、タクシーでお宿に向かう。
そして、向かっている途中に、ぽつ、ぽつ、と
車の窓ガラスに大粒の雨が当たり始めた。
たったの10分だったけれども、ホテルに着いたころには、
雨が木の葉を揺らすほどの本降りになっていた。
ホテルの軒下に車をつけてくれたので、
幸運なことに、私達はあまり濡れずに済んでいた。
蒼人さんはそのまま紙袋を持っていた。
「お荷物、持ちますね」
自分の荷物をひょいと担ぐと、私のキャリーバッグを引いてくれる。
それではあまりにも悪いので、私が紙袋を持つよと言った。
蒼人さんがとってくれたお宿は、ここからタクシーで10分くらい。
歩けるんじゃない?と言ったのだけど、
「最初はそのつもりでしたけど・・・みなとさんもたくさん歩いたみたいだし・・・それに・・・」
と言ってその後の言葉は続かなかった。
結局、タクシーでお宿に向かう。
そして、向かっている途中に、ぽつ、ぽつ、と
車の窓ガラスに大粒の雨が当たり始めた。
たったの10分だったけれども、ホテルに着いたころには、
雨が木の葉を揺らすほどの本降りになっていた。
ホテルの軒下に車をつけてくれたので、
幸運なことに、私達はあまり濡れずに済んでいた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


