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雨が好き
第104章 つながり
私が早く行ったところで、早く蒼人さんに会えるわけないのに
そういう理屈ではないみたいだ。

カフェを後にした私は、待ち合わせ場所に向かう。
逸る気持ちを抑えられなくて、
どうしても早足になってしまい、そのたびに、
一旦止まって、落ち着いて、
そう思うのだけど、
やっぱりまた、早足に・・・その繰り返しだった。

そんなふうにして、待ち合わせ場所にたどり着いたのは、
時間よりも30分も前のことだった。

バスが着くたびに、降りてくる人を見てしまう。
ちがう・・・ちがう・・・
いない・・・また、いない・・・

早く来るわけがないのに、と思う気持ちとは裏腹に
目は降りてくる人を追ってしまう

そしてついに

「蒼人さん!」

彼の姿を見つけて、私は声を上げてしまう。
思わず上げた声が、自分が予想していた以上に大きくて、
自分でもびっくりしてしまった。
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