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雨が好き
第102章 車窓
そして、ちょっと言いにくそうに、声を小さくして・・・
『お友達が言ってたんですけど、急に女の子の日になっちゃうこともあるから・・・そういうのの準備も』

あ・・・確かに・・・そうかも・・・

うんうん、とメモしながら、頷きながら、お話を聞く。
とても、参考になる。

そんな感じで、お話が進んで、『最後に』・・・って更に声を潜めて
『えっと・・・その・・・もしかしたら必要かもしれないから、女の子も用意しておいたほうがいいってみんな言ってるのが・・・』

そこまで思い出したところで、景色がぱっと消えて、私はハッと我に返る。
電車がトンネルに入ったみたい。

さっきまで外の景色が見えていた窓には私の顔が映っていた。
その顔は、今しがた思い出していたことのせいで、少しだけ赤らんでいるようだった。

照れ隠しみたいになって、慌てて正面に目を向ける。
できるだけ、何気ない風を装ってみる。

そこには、窓に肘をかけながら外を眺めている、蒼人さんがいた。
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