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雨が好き
第89章 バレンタイン・キス

「あ・・・でも・・・バレンタイン・デーに、チョコ渡してお食事に誘うって・・・それって・・・」
言いながら、顔が真っ赤になっていた。
その様子を見て、なんだかとっても可笑しくなってしまう。
なんだろう、多分、私も耀さんの立場だったら、同じようになっちゃうだろうなって、
そう思ったからかもしれない。
でも、耀さんの気持ちと同じくらい、水際さんの気持ちもわかる。
「大丈夫・・・だと思うよ?水際さんなら、きっと」
きっと、水際さんなら、受け止めてくれる。
そう思うから。
いろんなことがわかった上で、きっと耀さんの気持ちを大事にしてくれる。
私の友達は、そういう人だって、私は知っていた。
「そう・・・でしょうか・・・」
なおも顔を赤らめて俯いている耀さんは、
なんだかとても可愛らしかった。
結局、バレンタインデーの当日は、
私は『みなと町』で
耀さんは水際さんのお仕事場で
それぞれが、それぞれの想い人に、
チョコレートを渡すこととなった。
それが、一昨日のことだった。
言いながら、顔が真っ赤になっていた。
その様子を見て、なんだかとっても可笑しくなってしまう。
なんだろう、多分、私も耀さんの立場だったら、同じようになっちゃうだろうなって、
そう思ったからかもしれない。
でも、耀さんの気持ちと同じくらい、水際さんの気持ちもわかる。
「大丈夫・・・だと思うよ?水際さんなら、きっと」
きっと、水際さんなら、受け止めてくれる。
そう思うから。
いろんなことがわかった上で、きっと耀さんの気持ちを大事にしてくれる。
私の友達は、そういう人だって、私は知っていた。
「そう・・・でしょうか・・・」
なおも顔を赤らめて俯いている耀さんは、
なんだかとても可愛らしかった。
結局、バレンタインデーの当日は、
私は『みなと町』で
耀さんは水際さんのお仕事場で
それぞれが、それぞれの想い人に、
チョコレートを渡すこととなった。
それが、一昨日のことだった。

